私の花物語

タイトル
つゆくさ
お名前・社名
森元 加寿枝
コメント
私が いつも 通道路の花壇に 毎年夏になると 可愛らしい青い花がひそやかに咲きます。つゆくさの花です。
その花を見つけると 今年も咲いてくれたのねと 愛おしくなります。
ところが 最近この道路で ブルドーザーの工事の音が聞こえるようになり 心配していました。
その日 通りかかると まさに ブルドーザーが つゆくさの咲いている花壇を 取り壊そうとしています。
私は びっくりして あわててしまいましたが 主人は そのことを予測していて
リックの中に 花用のショベルと袋を入れていました。
工事の方に 許しを得て つゆくさを 持ち帰りました。
帰宅して 梅の木の根元に植え替えてあげました。
根付いてくれるかどうか 心配でしたが 数日後に あの青い花が咲いているのを発見しました。
「つゆくさ 救出作戦 見事に 成功です。」
朝5時半ごろから30分ぐらいかけて ゆっくりと 開花しました。
でも この花は お昼ごろには しぼんでしまいます。はかない命です。
そこで 一句
「つゆくさの 花の青さに 魅せられて じっと たたずみ 思いにはせる」
この可憐な青い花が いつまでも 我が家の庭に 咲き続けることを願っています。
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